(Re)アーティゾン美術館で印象派鑑賞2

フランス

(過去の記事です 2023/4/8  この企画展は終了しています)

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今回は前回の続きで「アーティゾン美術館」で印象派の絵画鑑賞をしたお話です。 時間がたっていますが、パンフレットや購入したポストカードを見ると、再び気持ちが盛り上がってきます(笑)

印象派が好きなので、何人かの画家さんは知っていたのですが、今回「こんな方がいたんだ・・」という画家さんに出会いました! 有名なんでしょうけど、私は知りませんでした(^^;

その画家さんとは、『ベルト・モリゾ』と『ギュスターヴ・カイユボット』です。 印象派の中でも私は風景画が好きなのですが、この2人の絵画は両方とも人物が描かれています。 風景画好きな私ですが、なぜかこの2人の絵は見ていていとても落ち着くんですよ。 他の絵が興奮するわけではありませんが(笑)、思わずじっと見入ってしまう。 気づくと同じフロアにいた人たちが全員いなくなってました・・

美術館がこの2人を中心にして、パリの日常を描いた絵を展示していたようなので、私はしっかりはまったということでしょうか(笑)

ベルト・モリゾの作品は「バルコニーの女と子ども」が展示されていました。 テーマ的にいうと、第二帝政時のセーヌ県知事オスマンが主導したパリ改造の結果をよく表しているようです。

絵画の知識がない私にとっては、散歩中の女性と子どもが景色を見ながら休憩している、ような感じに受け取れたのですが、パンフレットを見ると、当時の社会風習への訴えなどがあるようですね。 女性だけで都市を歩くのは禁止されていたので自由への訴えを描いているとか。

絵画の本当の意味は知りませんでしたが、私の子育ての時にもあった風景ですので(子供と散歩して道端のお花を見て会話するとか・・)、勝手に共感していました(笑)

ギュスター・カイユボットは「ピアノを弾く若い男」が展示されていました。 若い男はカイユボットの弟だそうですが、この当時は男性がモデルになることはあまりなかったようです。 そこには気づきませんでしたが、壁紙や絨毯の小さな繊細な柄とピアノの黒との対比が綺麗というのが第一印象で、楽譜を見る視線や腕の位置がとてもリアルで、まるで演奏会を見ている感覚になりました。

そして絵画の横には本当のピアノが展示されていたので説明を読むと、カイユボットの時代は、フランスのエラール社製のピアノが代表的なメーカだったようですが、同じ時代に作られたエラール社のピアノを美術館が所蔵しているということで展示されていたんです!  絵画と同じ時代の同じメーカーで作られたピアノだなんて!! 

カイユボットの絵はとても気に入ったのでポストカードも買い、フレームを買って今部屋に飾っています。

久しぶりにとても楽しめた美術鑑賞でした(^.^)

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