(Re)着物の世界へ 12 組み紐制作

日本文化

(過去の記事です。 2024/2/17)

毎日バタバタとしていると、あっという間に2月も中旬(笑)。 時間が過ぎるのは早いですが、私は着物関係で充実した生活をしているので、結構楽しいです。

着付け教室では、どのクラスでも制作の授業が1回入っています。 夏用の帯紐だったり、帯紐につける飾りだったり。 今回は夏以外に使える帯紐を作りました。

夏用の帯紐は手で編んでいきましたが、今回はサムネイルにある組台を使って帯紐を編んでいきます。 編むといっても、左右の糸を反対側に、上下の糸も反対側に・・とひたすら編むだけですけどね。

でも、150センチ編むだけでも2時間近くかかるんです! 1回編んでも、数ミリしか進まないので、とても大変。 ずっと腕を動かすので、腕が結構疲れる。

絹糸で編んでいくのですが、私たちはまだ初心者なので、2色か3色で編みました。 上級者になると8本くらいで編めるんだそうです。 間違いそう~

調べてみると、組紐の歴史は古いんですね。 縄文時代から組紐のような模様が見られるようですし、仏教伝来の時に仏具の付属品のような形でも日本にきたようです。

奈良時代には礼服に使われ、その後も武具の一部になったり、茶道具の飾り紐になったりとずっと日本では愛用されてましたし、江戸時代くらいから女性の着物の帯紐として使われていったそうです。

着物の世界でなくても、組紐は日本の伝統文化なのですね。 私の着付け教室にはありませんが、「組みひも教室」というのもよく見かけます。 興味のある方はぜひ体験してみてください!  三重県の「伊賀くみひも」や東京の「江戸くみひも」、京都の「京くみひも」などが有名なのだとか。

私が知らなかっただけですが、日本の伝統文化が多く残っていてうれしいです。 最後に、この組みひもは私の作品です(笑) 

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